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hideの曲のなかで、数少ないスローテンポの曲。 PSYENCEの11曲目に収録されています。 軽やかに流れるギターの上を、すべるように流れるベースラインがとても胸にぐっときます。そして、hideの切なくも前向きな歌声、そして、台風の過ぎ去った後の空のような、重く黒い雲の隙間から見える、透き通った青空を見上げながらうたっている、彼の姿がとても目に浮かびます。 人間は、その人のしようとしていることがたとえ社会悪とみなされていようと、社会善とみなされていようと、真剣に生きていれば、何かを失うことって、いっぱいあると思います。そして、何かを失うということは、そこがまた別の何かの始まりでもあって。 23年間生きていれば、230歳の人に比べれば、ぜんぜん少ないとは思うのですが、それなりに失って何かが始まること、あったなって思います。そんなとき、いつも、この歌を聞いて、歩いてきました。 なにかに踏み出せないときも、歩いている途中に、右足が一歩前に出ないときも、この歌をきいて、勇気を振り絞ったときもありましたし、これからもあると思います。僕にとっては、そんな歌です。 hideは、1998年5月2日に、この世を去りました。他人はなんていうかわかりません。どうして、そこまで、hideが好きなのか、きっと、説明しても心から共感してくれる他人は、少ないこともわかっています。ただ、そんな俺にとって、この曲は、まるで、彼がこの世の置き土産にしてくれた、「よかったら俺のために、そしてなによりも自分自身のために、うたってほしい。」そういって、残していってくれた曲のように思います。 僕は、誰かのように頭もよくありませんし、教養なんてものもありません。過去の偉人から、物事を学ぶなんて芸当は、今の僕には到底できない。それでも、hideの言う言葉は、いつもいつも、僕の心を深くえぐり、僕の心を穿り返して、新しい種を植え、もとのようにまっさらな大地に戻してくれたのです。中学校の2年生まで、「大人」のいうモノに、否応にもしたがっていた誰かが、彼に会って、はじめて「亨」という人間の眼を見開かせ、芽を育ててくれたのです。それ以前の記憶がない、といえば、大げさに聞こえるかもしれませんが、ただはっきりといえるのは、彼に出会う前、自分で物事を考え、何かに向かって歩いたり、くだらないなにかに流されまいと、必死に二本足でたちつくしたことなど、一度もなかったはずですし、記憶にありません。きっと、彼がまだ生きていたら、俺は、30になっても、40になっても、いつもいつも彼の出す歌からしか、自分を見出すことのできない人間になってしまっていたような気がします。彼が死んでしまって、よかったとはいってません。いまでも、実はロスでレコーディングをしているんではないか。そう物思いにふけるときもありますし、そうあってほしいと切に願うときもあります。 ただ、そんな僕にとって、彼が創ってくれたこの歌は、あたらしい、彼抜きでの、物事の発想、生き方、その世界へ、怖くっても、迷っても、ポンと背中を押してくれてるようなそんな、大切な曲なのです。 そう、「もし何処か 一人迷っても 歌えたなら しなやかに歩き出せる」。そんな曲なのです。
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GOOD-BYE/hide words & music: hide
Say good bye ただ Good bye 全ての煩わしさに Good bye Say good bye ただ Good bye 変わる事恐れずに Good bye
あても無く ただ歩いて 疲れた日々の宝に Good bye 進んで行く 道標は 最初と同じ風のままに
If you can't find a way いくつもの Winding road 空に手をかざして Round & round まだ見ぬ土地に 不安覚えながら 小さな詩に 尋ねる
Please songs tell me true 君のメロディー 何処にいても 鳴り続けている またいつか 一人迷っても 聞こえたなら 軽やかに歩き出せる
Say good bye ただ Good bye 傷つくのを恐れずに Good bye 手の中の持ちきれない 思いは全て捨てて行こう
Please songs tell me true 君のメロディー 何処にいても 鳴り続けている もし何処か 一人迷っても 歌えたなら しなやかに歩きだそう Good bye
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